(画像はnovella d'amore ブックレットより)
今日は 渚ようこさんの命日 他界してから 5年になる
私が担当する番組に 2006年から2010年まで出演していただいた
渚さんのWikipedia に 「気まぐれ出演」と記してあるとおりだが それが 渚さんらしいキャラだった
想い出は 尽きない
人の記憶は 年々 薄れて行くものだが 想い出せば想い出すほど 上書きされて 更に鮮明に 新たな記憶になる
今日もまた 幻聴だが 「阿久津さぁ~ん 人生 愉しんでるぅ・・・」と 渚さんの声がする
錚々たる作家陣が作品を寄せた 渚さんのCDアルバム 「novella d'amore ノヴェラ・ダモーレ(愛の短編)」の中に
作詞家「阿久悠」さんの遺作となった「どうせ天国へ行ったって」がある
(中略した一部歌詞)
どうせ天国なんて 誰もいないから イヤよ
ひどいところであろが そこの方がいい
友も恋人たちも みんな地の底にいるわ
そこで 私のことを ずっと待っている
おいでおいでをする おいでおいでをする
・・・・
渚さんは 「天国」へ行ったのか 「そこ」へ行ったのか・・・・
今日は 「渚ようこ」さんの命日
訃報を受けたのは 台風24号の強い風雨に怯えていた夜だった 夭逝に男泣きして 眠れぬ夜を過ごしてから 三年になる
先週の「隆さま劇場」のコーナー「隆さまフレンズ」を 「渚ようこ特集」にして 渚さんを偲んだ
大切にしている渚さんからの手紙を 保存箱から取り出して 今日も読み返した
この手紙は 2016年4月16~17日に 鬼怒川温泉で開催された「シャラリラ倶楽部」の一泊旅行「夜の課外授業」に 渚さんが ワインとともに送ってくれたものだ
私も あいかわらず我が道を行っております
きっと阿久津さんも そうですよね
これからの人生も
ミステリアスな謎めいた阿久津さんのままで
味わい深く 愉しんでくださいませ
今後の阿久津さんの”マイウェイ”に
思いをはせながら 筆を置きます
どこからか 渚さんが 独特のアンニュイな話し方で 「阿久津さぁ~ん 人生 愉しんでるぅ~」と 問いかける声が 聞こえてきた
いや そんな気がした
幻聴だった (合掌)
昨年9月28日に夭逝した 「渚ようこ」さんを送る会が 東京渋谷TSUTAYA O-WESTで 開催された
二階席壁面に飾られた 森山大道さん撮影の 渚ようこさんの写真が
会場を見つめているようだった
あなただけの わたしだけの 渚ようこさんが よみがえり 新たな記憶に刻まれた
ギャランティーク和恵さんは 渚さんのエネルギーが この会場に漂っていると言った
進行役のソワレさんとエルナ・フェラガーモさん 俳優の山谷初男さん タブレット純さんのシーンでは
夭逝を悔やみ 人生の儚さへの悔しさが語られた
私だけの渚ようこさんが 「阿久津さぁーん 人生 愉しんでいるぅー ・・・・」
って 独特の口調で 話しかけてくれた 錯覚に陥った
突然 翌日に仕事が入ったため 東京泊をキャンセルし
急遽 帰宅することになり 21時過ぎに会場を出たら・・・・
思い切って 妹さんですかと 声をかけたら 的中した
一緒にいた少年は 渚さんが可愛がっていて 動画にもアップしていた 甥っ子さんと 推察した
暫し 立ち話をして コートの襟を立て 足早に駅に向かった
渚ようこさんの店 新宿ゴールデン街の「汀」は これからも営業が続くそうだ
9月30日 「渚ようこ」オフィシャルサイトに 発表された
夜になって マスコミ媒体でも ニュースを発信した
あまりのショックに 台風24号の 激しい風雨に怯えながら 眠れぬ夜を過ごしている ・・・・
「シャラリラ歌謡曲」を企画したとき 独自の歌謡世界を構築している 「渚ようこ」さんを
番組のメインイメージにしようと 「渚ようこのシャラリラワールド」というコーナーを作った
(2006年10月~2010年3月まで放送)
録音は レコード会社のスタジオや 新宿ゴールデン街の 渚さんの店「汀」だったこともある
2016年4月 私の誕生日 定年後5年間の嘱託も終えて迎えた66歳
渚ようこさんから 手紙をいただいた
シャラリラ倶楽部が開いてくれた 誕生日祝いの会場に届いた
感激のあまり 泣いた ・・・・
2006年7月13日 映画「ヨコハマメリー」の主題歌を歌った渚さんと 中村高寛監督が出演した
前日の夜 公開前の「ヨコハマメリー」を テアトル宇都宮の配慮で
映画館で 私 ひとりだけで観て 話の資料にした ・・・・
渚さんは CRAZY KEN BANDの横山剣さんや 阿久悠さんとの コラボ作品が多かった
アルバム「HEY YOU」の YOUは 阿久悠のユーだと思う
新宿ゴールデン街の 渚さんの店「汀」には 仕事以外でも 何度か訪ねている
2013年11月に訪ねたときは
偶然にも 開店10周年ということで ふるさと山形の地酒とワインを出してくれた
阿久津さん!食べるぅ・・? と言って ロールキャベツも出してくれたっけ ・・・・
作家の「戸川昌子」さんの店 渋谷の「青い部屋」でライブのときは
ステージに呼び込まれ 戸川さんと 渚さんと お話しをしてしまった
終演後 シャラリラ倶楽部の初代会長・ダモーレさんと 渚さんと 私で タクシーを飛ばし
新宿ゴールデン街の「汀」へ行ったこともあったなぁ ・・・・
閉館間際の 新宿コマ劇場で開いた 渚さんのリサイタルにも行ったなぁ ・・・・
一緒に行った ダモーレさんは 「栃木放送・シャラリラ歌謡曲」の名札を付けた花束を 贈ってくれた
新宿ゴールデン街で 火災があった時 「汀」を心配したブログを 見てくれたようで メールをいただいた
去年は 1月21日 悶絶・歌謡ショーの後 立ち話をした
5月13日は 新宿JAMのライブの後 「汀」へ立ち寄った
11月23日の 渚ようこリサイタル2017へは 仕事の都合で行けなかった
12月になって タブレット純さんが 番組に電話出演した際 渚ようこさんの話になり
「渚さんのリサイタル 私も行けなかったのよ 来年は行くわよ 阿久津さんもね!」と話し
タブレット純さんと 再会を約束したが ・・・・
想い出は尽きない ・・・・
昭和が終わり 平成も終わる ・・・・
渚ようこさんも 生涯を閉じた ・・・・
寂しいねぇ ・・・・
報道によると 後日 お別れの会を開くそうだ 出席したいと思っている
今週から 毎週木曜日に 追悼番組を組んで 放送することにした ・・・・ 合掌