八代目 尾上菊五郎 襲名披露公演 @宇都宮
今年の「松竹大歌舞伎」巡業は 「尾上菊之助 改め 八代目 尾上菊五郎 襲名披露」公演と銘打って
7月7日~31日まで 全国19会場で 開催されている
今日開催された 宇都宮市にある栃木県総合文化センターでの公演に でかけた
「襲名披露口上」で「八代目 尾上菊五郎」は「初代菊五郎から受け継いできた伝統を守り 努力してまいります」などと述べた
上演された演目は 「音羽屋」ゆかりの 「藤娘」と「魚屋宗五郎」など
【藤娘】
老松の大木に下がった 一面の藤の花房の前に現れた 若い娘の藤の精「菊五郎」 藤の枝を手に 恋する娘心の 切なさや愛らしさを 品よく華麗に舞い踊った
挿入曲は もちろん 「六代目 尾上菊五郎」の演出で取り入れた「藤音頭」
他の俳優さんや日舞の流派によっては 「潮来出島」を 挿入することもあるが やはり「藤音頭」が良い
だが 全体に流麗すぎるので 「藤音頭」の部分は 少しテンポアップして 若い娘の「茶目っ気」が 欲しかった気がする
【魚屋宗五郎】
宗五郎の妹を想う心 酒を呑み酩酊していく姿 怒りと悲しみが 沸々と伝わって来て 江戸の庶民の姿が甦る
「七代目 尾上菊五郎」の宗五郎を観たことがあり その記憶と だぶらせながら観る場面があった
共演者や舞台装置などの違いから 芝居全体の印象も異なると思うが 七代目は堅めの印象があり 八代目は柔らかめの宗五郎で 江戸市井の感情が 伝わりやすかった
評論家でもないのに 雑感を記したが お許しを願いたい
終演後 激しい雨の中 劇場を出る 和服を着た女性の姿が 痛々しかった



































