2026年7月17日 (金)

八代目 尾上菊五郎 襲名披露公演 @宇都宮

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今年の「松竹大歌舞伎」巡業は 「尾上菊之助 改め 八代目 尾上菊五郎 襲名披露」公演と銘打って

7月7日~31日まで 全国19会場で 開催されている

今日開催された 宇都宮市にある栃木県総合文化センターでの公演に でかけた

「襲名披露口上」で「八代目 尾上菊五郎」は「初代菊五郎から受け継いできた伝統を守り 努力してまいります」などと述べた

上演された演目は 「音羽屋」ゆかりの 「藤娘」と「魚屋宗五郎」など

 

【藤娘】

老松の大木に下がった 一面の藤の花房の前に現れた 若い娘の藤の精「菊五郎」 藤の枝を手に 恋する娘心の 切なさや愛らしさを 品よく華麗に舞い踊った

挿入曲は もちろん 「六代目 尾上菊五郎」の演出で取り入れた「藤音頭」

他の俳優さんや日舞の流派によっては 「潮来出島」を 挿入することもあるが やはり「藤音頭」が良い

だが 全体に流麗すぎるので 「藤音頭」の部分は 少しテンポアップして 若い娘の「茶目っ気」が 欲しかった気がする

 

【魚屋宗五郎】

宗五郎の妹を想う心 酒を呑み酩酊していく姿 怒りと悲しみが 沸々と伝わって来て 江戸の庶民の姿が甦る  

「七代目 尾上菊五郎」の宗五郎を観たことがあり その記憶と だぶらせながら観る場面があった

共演者や舞台装置などの違いから 芝居全体の印象も異なると思うが 七代目は堅めの印象があり 八代目は柔らかめの宗五郎で 江戸市井の感情が 伝わりやすかった 

 評論家でもないのに 雑感を記したが お許しを願いたい

終演後 激しい雨の中 劇場を出る 和服を着た女性の姿が 痛々しかった

2026年4月17日 (金)

「NHKホール」から「歌舞伎座」へ

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きのう 4月16日 NHK「BS 新 日本のうた」公開収録を観に行った

NHKホールでの公開番組観覧申込みに 当選しても よい座席に恵まれることがなかったが

今回は 二階席の中央前列で まあ良しとしたものの NHKホールの二階席のこと 推して知るべしだ

私にとって ショーを観ることに加え 番組制作現場を 目の当たりにするのが 刺激であり 言うに言われぬ快感である

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終演は21時前 余裕で帰宅できるのだが 久々に 夜の東京を過ごし 今日 4月17日 歌舞伎座へ向かった

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前もって チケットを購入し 優雅に観劇したいものだが 突然の計画で 良い座席がなかったので 相変わらず 好きな演目だけをチョイスする 幕見観劇で 我慢した 

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2025年11月19日 (水)

歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎

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吉例顔見世大歌舞伎を観に 歌舞伎座へでかけた

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どうしても観たい演目があったので 気に留めていたが 実行できずにいた

JR東海のコマーシャル「そうだ 京都 行こう」ではないが 「そうだ 今日 歌舞伎座へ行こう」と思い立ち でかけた

観たい演目は いずれも歌舞伎舞踊劇で ➊「道行雪故郷 新口村」 ➋「鳥獣戯画絵巻」

他に観たい芝居もあるが 今回は 二つの演目が目的なので 四階の一幕見で 良しとした

一幕見の指定席は 数は少ないが 前日の正午から ネットで申し込むシステムになっているので 昨日午後 ネットを繋いだら 運よく 二演目とも空席があった

メールで送られたQRコードが 入場券である 

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➊「道行雪故郷 新口村」は 「近松門左衛門」の浄瑠璃「冥途の飛脚」を基にした歌舞伎「恋飛脚大和往来」の有名な場面で 飛脚問屋の「忠兵衛」と遊女「梅川」が 雪降る中 死んで冥途へ行く姿を描いた清元舞踊

私も若かりし頃 歌舞伎舞踊を稽古していた時代 「新口村」の「忠兵衛」役を演じたことがあり 懸命だった青春時代を想い出し 目を潤ませた

➋「鳥獣戯画絵巻」は 京都の「高山寺」に伝わる国宝の絵巻物「鳥獣人物戯画」をモチーフにした舞踊劇で どのような作品に仕上がっているかに興味を持っていた

鳥羽僧正が描く カエルや猿などの 躍動感あふれる動物たちの姿を 全編コミカルな「群舞」で構成していた

振付「二世 藤間勘斎」 演出「藤間勘右衛門」の表記を見て さすが 「勘右衛門派 藤間流」の特徴が出ている「群舞」だと感じた

(「藤間勘右衛門」は「尾上松緑」の舞踊名で 「勘右衛門派 藤間流」の家元である)

みやげなど 買ったことがなかったのに なぜか今日は 売店で 歌舞伎狂言煎餅を買って帰った 

なぜだろう・・・・4_20251120010401

2025年7月 9日 (水)

歌舞伎座「七月大歌舞伎」を観た

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歌舞伎座「七月大歌舞伎」の「昼の部」を観た

昼の部は 「新歌舞伎十八番(しんかぶきじゅうはちばん)四題」

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「新歌舞伎十八番」は 「市川宗家」の「お家芸」で その中から 一挙に 「大森彦七」「船弁慶」「高時」「紅葉狩」の四題を 昼の部で 上演している

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しかし 私は 「船弁慶」と「紅葉狩」の 二題を 「一幕見席」で観た

一幕見席は 前日の正午から ネット販売されるが 数に限りがあり なかなか手にすることができない

だが 運よく 観たかった「市川團十郎」が演じる二題の チケットをゲットした

一階席 二階席などで観たいが 私には 四階の「一幕見席」で充分である

華やかな舞踊劇「紅葉狩」の 形式美・様式美は 実に素晴らしかった

「夜の部」の「鬼平犯科帳」は 観劇の欲がないが 「市川染五郎」と「市川團子」が舞う 儚く美しい歌舞伎舞踊「蝶の道行」は観てみたい

もちろん「一幕見」でいい 

またまた 恥ずかしながらの告白になるが 私は若い頃 「蝶の道行」を稽古して 「助国」役を演じたことがある

健気で純だった「隆一」青年を 褒めてあげるためにも 是非 観に行きたい

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歌舞伎座で 奇遇が あった

一幕見専用エレベーターで 四階に行き 「船弁慶」の入場券QRコードをかざして 入場を待っていたら 女性から 「あら! 隆さま!」と 声をかけられた!

なんと 「隆さま&”まりこふん”と行く とちぎ古墳巡りの旅」に 第一回から五回まで 全ての回に参加していただいている 埼玉県のHさんだった

「世の中は 狭い!」と 予期せぬ奇遇に驚く 一幕だった

2025年6月10日 (火)

映画「国宝」を観た

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6月6日に公開された映画 「国宝」を観た

歌舞伎界が舞台となる 175分と言う大作で 興味を持って 公開を待っていた

この映画は 任侠の一門に生まれながらも 歌舞伎役者の家に引きとられ 芸の道に人生を捧げた主人公「喜久雄」の50年を描いた壮大な一代記である

 

備忘録として 簡単にストーリーを記す

任侠の一門に生まれた 「喜久雄(吉沢亮)」は 美しさと歌舞伎の才能を 上方歌舞伎の名門「花井半次郎(渡辺謙)」に見い出され「部屋子」となり 女形の修行をする

そこで「喜久雄」は 「花井半次郎」の実子 「俊介(横浜流星)」と出会う

「喜久雄」は 別世界から 歌舞伎界に飛び込んだが 「俊介」は 名門の血筋を引き 生まれながらに 将来が約束されている

そんな二人が 良き友として ライバルとして修行をし 女形の芸に 青春をかける

だが 二人の向かう道には 予期せぬ運命が 待ち受けていた

芸の力か・・・ 血筋か・・・

(ストーリーの備忘録は ここまでにする)

 

 随所に 「二人道成寺」や「二人藤娘」 近松門左衛門の「曽根崎心中」など 二人が演じる歌舞伎舞踊や芝居が 織り込まれていたが

いずれも吹き替えなしで 演者の「吉沢亮」さんと「横浜流星」さん 自らが 長い期間 稽古をして 体得したものだそうだ

冒頭のシーン 「積恋雪関扉」の 遊女「墨染」を演じる 「喜久雄(少年時代・黒川想矢)」の艶めかしさに まず 圧倒された

カメラワークも とても良い

 

私も 過去に 歌舞伎舞踊などに関係し 夢を見たことがあったので 「喜久雄」も「俊介」も 「私」が 演じているかのような錯覚に陥り スクリーンに前のめりになって 見続けた

二人の姿が 私の青春期に同化して 泣けた 泣いた

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(画像は いずれも 公式サイトより拝借)

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恥ずかしながら 私は 青年期以前から 歌舞伎俳優になる夢を 抱いていたことがあった

伝統芸能の歌舞伎界に入るには 「俊介」のように「名門」の子として生まれるか 「喜久雄」のように「部屋子」になるかの方策しかなく 不可能だが

大役は得なくても 端役など「大部屋」俳優になる方策を発見し 淡い夢を抱いた

国立劇場(日本芸術文化振興会)で行っている 「国立劇場養成所・歌舞伎俳優研修」に入れば その道が開けるのだ

入所要項を取り寄せたり 電話で問い合わせたり 直接 国立劇場を訪ねて話を聴いたりした

誰にも相談できず 親に無断で強行する勇気もなく ひとり悶々とする日々が続いた

結局 国立劇場の担当の方の進言を受け 趣味の世界で 歌舞伎舞踊を稽古することになった

後期高齢者になった今だから 恥ずかしさもなく言える 青春の淡い夢物語である

懸命だった純な青年「隆一」君を 褒めてあげることにした

もう一度 映画「国宝」を 観に行こうと思っている

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2025年2月25日 (火)

「歌舞伎座」から「NHKホール」へ

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歌舞伎座で 「猿若祭 二月大歌舞伎」 最終日の昼の部を観た

数日前 東京在住の友人から 「歌舞伎座のチケットを取ってあるが 急用で観に行けなくなった 如何なものか」と 電話が入った

渡りに船とばかりに 「行きます」と即答し チケットをいただいた

去年2月以来 一年ぶりの 歌舞伎座観劇となった

以前は頻繁に 歌舞伎座通いをしていたが チケット代が高くて 遠のいていて 動画サイトやテレビ放映などで 我慢をしている現状だ

大好きな歌舞伎 やはり 生の舞台は 別世界の感動である

 

チケットの御礼に 宴席を設ける話をしたら

友人から 「じゃあ 後日 一緒に歌舞伎を観劇して 呑もうぜ」と提案があり 「三月大歌舞伎か 四月大歌舞伎にしよう」と言うことになった

今から 楽しみである

 

偶然にも今日は 別件で 上京する予定があったので 突然の歌舞伎座行きは 好都合だった

実は 「NHK うたコン」の観覧申し込みに当選していたので NHKホールへ出かけることにしていたのだ

急遽 歌舞伎座へ赴き 歌舞伎座から NHKホールへと移動した2_202502260050013_20250226005101

夜遅く 帰宅すると なんと 来週の「NHK うたコン」の入場整理券が 届いていた

当選の知らせは 先日 メールで届いていたが 連休などのため 今日の配達になったようだ

「うたコン」は夜だから 昼間の予定を立てることにしよう 4_202502260051015_20250226005101

2024年2月21日 (水)

久々の歌舞伎座

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久々に 歌舞伎座へ行った

若い頃は 一幕見専門で 歌舞伎を観に 足繁く通ったものだが 新しい歌舞伎座に立て替えられてから 今回が初めてだ

「十八世 中村勘三郎 十三回忌追善 猿若祭二月大歌舞伎」 昼の部を観た

三演目とも 過去に 別の俳優で演じられたものを観ているので 筋書きも熟知していて 理解に苦労することはなかったが

昨夜の東京散策の疲れが出たか 最初の演目「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん) 野崎村」で 少し居眠りをした気がする

狂言から題材をとった松羽目もの「釣女(つりおんな)」は お馴染みの ユーモアあふれる舞踊劇

昼の部のメイン「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」は 華やかな吉原を舞台に繰り広げられる 人間模様というか 吉原で起こった 花魁殺人事件だ

下野の国佐野の絹商人 「次郎左衛門(中村勘九郎)」が 吉原で見た豪華絢爛な「八ッ橋(中村七之助)」の花魁道中で 八ッ橋に一目惚れしてしまう

次郎左衛門は 八ッ橋を 身請けしようとするが 結末は 名刀「籠釣瓶」で 花魁殺人事件になってしまう悲恋もの

「勘九郎」「七之助」兄弟が 熱演している

江戸時代中期に 吉原で 実際に起きた事件をもとに書かれた 世話物の傑作だ

内情を知らない田舎者の 純で一途な男「次郎左衛門」に 同情する

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2019年4月 7日 (日)

高麗屋襲名披露公演

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茨城県水戸市の 茨城県立県民文化センターで 
 
高麗屋 二代目松本白鸚 十代目松本幸四郎 襲名披露公演を観た
 
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ホールの緞帳は 茨城県花の「バラ」が デザインされていた
 
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高麗屋の父・子・孫の三代揃っての襲名だが 今回の巡業に 孫の八代目市川染五郎は参加していない
 
演目は 「襲名披露口上」に続き 「菅原伝授手習鑑」より「加茂堤」と「車引」 
 
それに「奴道成寺」だった
 
安珍清姫伝説を題材にした 女方の舞踊「京鹿子娘道成寺」を 立役が舞う「奴道成寺」は 初めて観た
 
先代染五郎の十代目松本幸四郎が演じたのだが 私の印象では 可もなく不可もなくである
 
好感を持ったのは 
 
「菅原伝授手習鑑」で 「舎人 桜丸」役を演じた 中村梅玉さんの 自然体の演技だった 年の功だね    
 
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茨城県立県民文化センターは 千波湖畔にあり 堤防に植栽されているサクラが 満開だった
 
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今回の歌舞伎鑑賞は 
 
茨城県結城市のリスナーさんが 私の誕生日祝いに プレゼントしてくれたものである  感謝

2018年12月24日 (月)

包みの技

A

 

歌舞伎の 隈取柄の風呂敷に 包まれた 日本酒の瓶 

 

これは 飲めない! ほどけない!

 

以前 京都・南座の売店で買ってきた 定式幕の手ぬぐいを背景にして 撮ってみたら

 

まるで 檜舞台に立つ 歌舞伎役者に 見えてきた 

 

Bb
「助六」と 勧進帳の「弁慶」が 見得を切る表情を 染めた風呂敷で

 

この瓶は 弁慶の顔が現れるように 包んで 結んである  

 

C
一枚の布 風呂敷で 立体を包む 匠な技術が 見直されている

 

昔の人たちが 生活の中から生み出した 包みの技術が 見直されている

 

これは 飲めない! ほどけない! どうすりゃいいのか 思案酒!

2018年11月 6日 (火)

市川海老蔵「蛇柳」

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東京国際フォーラムで 「市川海老蔵・古典への誘い」を観た

 

メインは 歌舞伎十八番の内 「蛇柳 (じゃやなぎ)」 という舞踊劇

 

上演が途絶えていたものを 海老蔵さんが復活させた

 

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市川宗家の お家芸である荒事は デフォルメされた 大スペクタクルで 醍醐味がある

 

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市川海老蔵さんは 

 

市川宗家の芸である 「歌舞伎十八番」の 継承と復活などに 情熱を注いでいる