「古代DNA~日本人のきた道~」を見た
4月26日 東京上野の「国立科学博物館」の特別展「古代DNA-日本人のきた道-」を見てきた
この特別展は 今世紀になって 急激に進んだ研究結果から 「日本人の起源」について 紹介する展示である
日本人の起源について 空白になっている部分を明らかにするのは 「考古学」と「人類学」の研究になるが
「人類学」では
急速に進歩した「古代ゲノム解析」の登場が 大きな研究成果を上げている
新たな「DNA分析機器の開発」が 「古代人のゲノムデータ」の取得を可能にしたことで ホモ・サピエンスの起源と拡散が 明らかになっている
「考古学」でも
様々な「分析機器」が導入され 精緻な年代の決定も可能となって これまでの常識を 覆すことにもなっている
「最初の日本人」(旧石器時代)
日本最南端 沖縄県石垣島の「白保竿根田原洞穴遺跡」から 複数の 旧石器時代の「人骨」が 発見された その人骨から復元した「顔」
「縄文人」
縄文人のDNAは 現代の我々にも 受け継がれているそうだ
気候が温暖化してきて 縄文人は 「定住生活」を始め 定住すると 地域のルールなども生まれてきたそうだ
また 縄文人は 男性と女性の世界観を持ち 生命が循環・再生するという「死生観」を持っていた それは 女性の象徴「土偶」や 男性の象徴「石棒」などの「呪術具」に現れている
このあと 「さまざまな弥生人」 「国家形成期の古墳時代の人々」などと コーナーが続いていき
渡来人との関係や 馬や稲作の伝来など 最新の「古代ゲノム解析」や「出土品」による考察が 展開する
ゲノム解析による 新事実を網羅し 「旧石器時代」から現代までの「日本人考察」が続くのである
同行のメンバー4人の中で 誰が一番多く 縄文人のDNAを 受け継いでいるかな・・・・
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古代DNAの解析で、いろいろな事がどんどんわかってきてますね。
とても興味があります。
特に、古代日本人のDNAが、今の我々のDNAの中に8%だったかな?入っているって聞いて、うわ~すごい!!って思っちゃいました。
企画展にいきたいなぁ~
投稿: | 2025年4月28日 (月) 11時16分
興味深い特別展なので、時間がありましたら、出かけたいと思います。古墳等に隆さまの飽くなき探求に、なにがそうさせるのか、興味深く思っています。
投稿: | 2025年4月28日 (月) 07時35分
私も興味ある企画展です。
ネアンデルタール人、ホモサピエンス‥
そのDNAが今につながること。
過酷な自然環境の中、数万年も生き抜いて来られたからこそ、今があることを感じました。
当時は、氷河期。加えて、活発な火山噴火が多々ありました‥。
生きるために狩りをしながら、災害から逃れる移動生活の時代。
その上に、今の豊かさがある恩恵を感じずにはいられませんでした。
ありがとうございます。
投稿: | 2025年4月27日 (日) 22時14分