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2025年4月27日 (日)

「古代DNA~日本人のきた道~」を見た

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4月26日 東京上野の「国立科学博物館」の特別展「古代DNA-日本人のきた道-」を見てきた

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この特別展は 今世紀になって 急激に進んだ研究結果から 「日本人の起源」について 紹介する展示である

日本人の起源について 空白になっている部分を明らかにするのは 「考古学」と「人類学」の研究になるが

「人類学」では

急速に進歩した「古代ゲノム解析」の登場が 大きな研究成果を上げている 

新たな「DNA分析機器の開発」が 「古代人のゲノムデータ」の取得を可能にしたことで ホモ・サピエンスの起源と拡散が 明らかになっている

「考古学」でも

様々な「分析機器」が導入され 精緻な年代の決定も可能となって これまでの常識を 覆すことにもなっている

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「最初の日本人」(旧石器時代)

日本最南端 沖縄県石垣島の「白保竿根田原洞穴遺跡」から 複数の 旧石器時代の「人骨」が 発見された その人骨から復元した「顔」

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「縄文人」

縄文人のDNAは 現代の我々にも 受け継がれているそうだ

気候が温暖化してきて 縄文人は 「定住生活」を始め 定住すると 地域のルールなども生まれてきたそうだ

また 縄文人は 男性と女性の世界観を持ち 生命が循環・再生するという「死生観」を持っていた それは 女性の象徴「土偶」や 男性の象徴「石棒」などの「呪術具」に現れている

 

このあと 「さまざまな弥生人」  「国家形成期の古墳時代の人々」などと コーナーが続いていき

渡来人との関係や 馬や稲作の伝来など 最新の「古代ゲノム解析」や「出土品」による考察が 展開する

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ゲノム解析による 新事実を網羅し 「旧石器時代」から現代までの「日本人考察」が続くのである

同行のメンバー4人の中で 誰が一番多く 縄文人のDNAを 受け継いでいるかな・・・・

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コメント

古代DNAの解析で、いろいろな事がどんどんわかってきてますね。
とても興味があります。
特に、古代日本人のDNAが、今の我々のDNAの中に8%だったかな?入っているって聞いて、うわ~すごい!!って思っちゃいました。
企画展にいきたいなぁ~

興味深い特別展なので、時間がありましたら、出かけたいと思います。古墳等に隆さまの飽くなき探求に、なにがそうさせるのか、興味深く思っています。

私も興味ある企画展です。
ネアンデルタール人、ホモサピエンス‥
そのDNAが今につながること。
過酷な自然環境の中、数万年も生き抜いて来られたからこそ、今があることを感じました。
当時は、氷河期。加えて、活発な火山噴火が多々ありました‥。
生きるために狩りをしながら、災害から逃れる移動生活の時代。

その上に、今の豊かさがある恩恵を感じずにはいられませんでした。
ありがとうございます。

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