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2025年2月11日 (火)

「奈佐原文楽」を鑑賞

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鹿沼市民文化センターで  「奈佐原文楽」を 鑑賞した

鹿沼市奈佐原地区は 江戸時代に宿場町として栄え 旅芸人の往来などの影響もあって 文化年間には 人形芝居が始まったと伝え聞く

その後 様々な変遷を経て 現在も 「奈佐原文楽保存会」などによって 継承されていて 栃木県無形民俗文化財 栃木県有形重要文化財 国選択民俗文化財に 指定されている

久々の公演と言うこともあって 鹿沼市内外からの客で ホールは満席だった

演目は 時代もので馴染みの「生写朝顔話」から 「宿屋の段」と「大井川の段」

物語の詳細は略するが 家老の娘の「深雪」が 蛍狩りで出会った恋人 「阿曽次郎」を探して家を出て 盲目の門付け芸人「朝顔」となり 恋人を探して流浪する すれ違い続きの恋物語

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写真撮影が可能だったので スマホで撮った

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東海道島田宿で 「阿曽次郎」は 「朝顔」と言う芸人は 「深雪」であることを確認するが 周囲の者がいるため 詳細を話さない

「朝顔」は盲目で 「阿曽次郎」を確認できない

「阿曽次郎」は 出立の前に もう一度 「朝顔」に逢いたかったが すれ違いで逢えず 言付けを頼んで 旅立つ 

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「阿曽次郎」だったことを知った「朝顔」つまり「深雪」は 取り乱して 大雨の中 追いかける

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「深雪」が 大井川に 着いたときには 「阿曽次郎」は 既に 川を渡った後だった

川を渡って追いかけたいが 大雨の悪天候で 大井川は川止めとなっていた

またもや すれ違い続きで 二人は逢えない

さぁ この後 二人の運命や いかに・・・・

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上演後の舞台挨拶に 保存会などの皆さまの情熱を 強く感じた

今回 浄瑠璃が録音だった

できるなら 次回は 生演奏の「太夫」と「三味線」による浄瑠璃語りと「人形遣い」で 上演したいと話していたが 保存会の諸事情もあることであろう

継続の為には 様々な支援が必要である

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コメント

地元に伝わる奈佐原文楽。
しばらくは友人たちと語り合うほど、皆さんそれぞれに感動しておりました。

地域の中学校に「奈佐原文楽クラブ」がありました。
次の世代に継承されてゆく姿は本当に素晴らしい、と思ったものでございます。

すっかり文楽にはまってしまった私は、
3月8日(土)、宇都宮市文化会館小ホールで開催される「2025年3月、地方公演。人形浄瑠璃、文楽」(主催:公益財団法人うつのみや文化創造財団)
こちらにも、出かけたくなりました❣️

私も昨日石の町 大谷コネクトというところに 映画二宮金次郎を観に行って来ました 感動し感心、関心 昔は確かにこのような生活 人間関係 苦しい生活だったと思います 古墳時代の事も🤔ました

おはようございます。文化を保存継承して行くには、関係者の大変な努力の賜物である。次回があれば是非鑑賞したい。

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