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2024年7月12日 (金)

松くい虫被害に憂う「侍塚古墳」

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「隆さま劇場」のゲストコーナー「隆さまフレンズ」 

毎月第二金曜日は 「古墳にコーフン協会・栃木県支部長」の「亀和田聡」さんがレギュラー出演

亀和田さん着用のTシャツには 大田原市の国指定史跡「侍塚古墳」の 立体プリントが施されている

持参のクッションも 「侍塚古墳」を模った「前方後方墳」クッション

 

今日の話題も 「侍塚古墳」が中心となり 特に「松くい虫被害」について 時間を割いた

「侍塚古墳」が 現在 松くい虫被害を受けていて その対策に苦慮している

対策が進展しない理由は 「古墳の所管が不明」ということだ

各新聞社も記事にしているが 下野新聞の記事を拝借すると 下記の通りだ  

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私は 栃木放送開局以来の番組「みどりと森とあなた」を 初代制作者から引き継ぎ 県内を駆け巡って取材し 制作していた時代がある

その当時 県の林務部の専門家から 「松くい虫」のレクチャーを受けたこともあり このニュースを より身近に感じ 一日も早い 対策の実現を望んでいる

 

松に甚大な被害を及ぼし 枯死させる 松くい虫被害は

「マツノザイセンチュウ」という 体長1ミリメートルにも満たない「線虫」が 松の樹体内に入り 松の木が 水を吸い上げる働きを阻害して 枯死に至らしめるもので

その線虫を 松から松へと運び 被害を拡大させるのが 「マツノマダラカミキリ」という「カミキリ虫」なのだ

昭和54年頃に 被害はピークとなり その後 減少しているとはいえ 油断できない状態だ

 

「侍塚古墳」のうち 特に「下侍塚古墳」は 「日本一美しい古墳」の異名を持ち

「徳川光圀」が 日本初の学術的な発掘調査を行った後 古墳保護のため 松の木を植えたと言われている

古墳を愛する地元の人達は 藁で編んだ「コモ」を 松の木に巻き付ける 「コモ巻き」を 二十四節気の「霜降」の日に行い 

「啓蟄」の日に 「こも外し」を行う 昔ながらの害虫駆除を 実施している

 

「松の緑」は 「古墳の象徴」ともいえる 

早急に 古墳の所管が明確にされ 松くい虫対策が講じられることを 願っている

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コメント

たった1㍉の松食い虫の集の恐さ あんな美しい大木まで😥 早く所管を決めてください🙇って感じです

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