とちぎ古墳巡りの旅 第2弾
とちぎ古墳巡りの旅 第2弾が 催行された
今回も 古墳にコーフン協会会長の「まりこふん」さん 栃木支部長の「亀和田聡」さんらの協力で 雨を吹き飛ばす熱気の中 参加者一同 密度の濃いツアーを満喫した
小山市の「琵琶塚古墳」前で 記念撮影をした
私は 壬生町の「車塚古墳」で 初めての体験をした
「車塚古墳」は 墳丘が三段の 大きな円墳で 巨大な凝灰岩の一枚石を使用した「横穴式石室」がある
その石室で・・
「埋葬」される体験をした
石室に漂う ひんやりとした空気に 怯えながらも 恐る恐る 身体を横たえた
見上げると 思いの他 広い空間で 圧迫感はない
しばらくすると 天井と四方の巨大な石壁が 迫って来るような錯覚に陥り 恐怖を払拭するため 胸の上に 両手を組んで 静かに目を閉じた
異次元の世界に 浮遊してしまったのか 周囲の音声が途絶え 身体が 深い奈落に吸い込まれ 沈んでいくようだった
「隆さま!」と呼ぶ声がして 目を開けると 数分間だった「埋葬」のはずが 長い時間 横たわっていた気がした
ここに埋葬された人は どんな人だったのか 知る由もなく 想像も困難だが この地方の高貴な方であったことは 言うまでもない
「車塚古墳」の近くには 栃木県内最大規模の「前方後円墳」である「吾妻古墳」があった
「しもつけ風土記の丘資料館」で 逢いたいと思っていた「人物埴輪」と面会した
この人物埴輪は 首を 少し傾げている 困ったことでもあって 悩んでいるのだろうか
デフォルメされた 大きな頭には 叡智が詰まっていそうだが 生き方に迷ったのだろうか
なんて 想像しちゃった
古墳時代の デフォルメされた遺物は なんと魅力的なのだろう
今回の「とちぎ古墳巡りの旅」を終えて またまた 深入りしてしまいそうな気がする
【追記 5月1日】
下野新聞に記事が掲載された
【追記 5月3日】
読売新聞 栃木版に 記事が掲載された