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2022年10月 2日 (日)

鑑真和上と下野薬師寺

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栃木県立博物館 開館四十周年 記念特別企画展 「鑑真和上下野薬師寺~天下三戒壇つながる信仰の場~」を観た

天下三戒壇の一翼を担った「下野薬師寺」について 学習してきた

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「下野薬師寺」は 古代下野の仏教文化を象徴する名刹

【歴史】

≪飛鳥時代≫ 創建される 「大宝律令」の選定者の一人である「下毛野古麻呂」を生んだ豪族「下毛野」氏の勢力下に成立した

≪奈良時代≫ 唐僧「鑑真」による授戒作法を執り行う「戒壇」が 東国で唯一設置され 東大寺(奈良)・ 観世音寺(太宰府)とともに 天下三戒壇と称される 以後 東北・関東の授戒と 信仰の中心寺院となり隆盛を誇る

≪平安時代≫ 一時衰退する

≪鎌倉時代≫ 「慈猛」が 戒律と真言密教を柱として再興する

≪南北朝時代≫ 「足利尊氏」によって「安国寺」と改称される 以後600年以上「安国寺」として存続

≪平成30年(2018年)≫ 本堂・山門・本尊など「平成の大改修」を行ったのを機に 寺名を「下野薬師寺」に復古する

 

「下野薬師寺」に下向した日本屈指の高僧は 「鑑真」の高弟の「道忠」や 「道鏡」・「行信」など

「下野薬師寺」から排出された人物は 日光開山の「勝道」や 金沢北条氏の菩提寺である「称名寺」開山の「審海」など

 

【展示構成と展示品】

≪プロローグ≫ 日本に戒律を伝えた「鑑真和上」の紹介 「唐招提寺」の「鑑真和上」坐像の展示

≪第一章 古代下野すがた≫ 国宝「元暦校本 万葉集 巻二十」(東京国立博物館蔵)展示

≪第二章 鑑真和上の来日と戒律の伝来≫ 「唐招提寺」の国宝「薬師如来立像」など展示

≪第三章 天下三戒壇 下野薬師寺の創建と発展≫  下野薬師寺出土瓦など展示

≪第四章 下野薬師寺と人物・信仰の広がり≫ 重文「勝道上人像」(輪王寺蔵)など展示

≪第五章 下野薬師寺の衰退と復興≫ 平安時代の衰退から鎌倉時代の復興 南北朝時代の「安国寺」への寺名改称 国宝「下野薬師寺僧慶順解」(東大寺蔵)など展示

≪エピローグ≫ 現代につながる信仰の場「下野薬師寺」 唐招提寺薬師如来立像 復元模刻など展示

 

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久々の歴史学習に疲れを感じながら 展示室を出ると 企画展にまつわる品を販売しているショップがある

コーヒードリップパック「下野薬師寺ブレンド」が 目に付いた 

仏教に合わせて コーヒー豆は インド産と中国産で 蓮の実と葉も ブレンドしてあるそうだ どんな味がするのだろうか 思わず独り笑いをしながら 買い求めた

 

「下野薬師寺」の住職・谷萩昌道さんは 高校時代の一学年先輩で 演劇部で一緒に活動をしたことがある

彼は 大学院まで進み ある大学の学長も務め 詩人でもある 今や 由緒ある立派な寺の住職だ

「下野薬師寺」は 私の住まいから近くにあるので 近々 訪ねてみることにした

高校時代以来 お会いしたことがないから 私のことなど 覚えていないだろうなぁ・・・・

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コメント

惜しまれながら、幕を閉じた企画展。
講演会にも足をのばした。

友人は「講演会に申し込んだけど、定員になっていて残念…」というくらい、県立博物館40周年特別企画展。
来場者は一万人をはるかに超えたかと思う。

ふと、高校生の団体を目にして、栃木県の歴史を担う子どもたちの姿を垣間見た気がする。

後世に遺すべき、栃木県の誇りである文化財。
そして、未来を守る子どもたち。

今の世に託したい、鑑真和上の想いを感じる。

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