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2022年8月24日 (水)

鐘楼堂の上棟式

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我が家の隣にある 菩提寺の「延命院」は 現在 鐘楼堂を建立中である

昨日 梵鐘「延命院 令和の鐘」が 京都・太秦の「梵鐘の岩澤」から 搬送された

鐘の口径107cm 重量2t 高さは龍頭まで含めて2mと 大きな梵鐘だ

鐘楼堂は 総欅で 主柱4本 控柱8本 扇垂木の寄棟造りで 宮大工の「藤沼」棟梁が 一世一代の大仕事と腕を振るっている

「梵鐘の岩澤」社長は このような鐘楼堂は 最近では 全国的にも稀な御堂だと 話していた

私は 鐘を見ると 能や歌舞伎の「道成寺」を 想い出してしまう  

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この鐘楼堂建設は 来年 令和5年(2023年)6月15日が 弘法大師 空海の生誕1250年であることを記念しての 慶讃事業で

令和2年10月に地鎮祭を行い 現在に至っている

 

今日 午前中に執り行われた「お施餓鬼」に続き 午後1時から 鐘楼堂の上棟式が 行われた

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法螺貝を吹く副住職とともに 住職が登場した

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仏式の古式に則った上棟式となった

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棟梁や寺の総代らが御堂に上がった

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式典の最後は 住職や棟梁らが 御堂の最上にあがって祈祷した

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聳え立つ欅の丸柱を見ていると アテネのパルテノン神殿を彷彿させた

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やがて屋根が葺かれ 梵鐘が吊られて 建立完成の祝典が 来年の5月に行われ 6月15日の弘法大師 空海の生誕日後に 寺の諸行事に使用されるようである

 

実は 昨日 梵鐘が搬送される様子を 家の門近くで見ていたら 住職が手招きをするので 御堂に行った

到着したばかりの梵鐘を クレーンで吊あげて 試し撞きをするところだった

「阿久津さんも どうぞ」という住職の誘いで 鐘を撞かせてもらった

ご~~ん 低い音が遠くへ流れていき 鐘の音波が 体中に響いて沁みた ゆく年くる年の あの鐘の音だ

ご~~ん これからは 鐘の音が 我が家にも 流れてくる

我が家の隣に 鐘楼堂のある風景ができた

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コメント

隆さまは、梵鐘をつかれたそうですね。
梵鐘は、ご住職様しかつけません。ご住職のお許しがないと、衆生はついてはいけないもの。
隆さまの人徳を感じました。


年越しのとき、伺いたくなりました。

「南無大師遍照金剛」
お大師さま生誕1250年の梵鐘。
心に響きました。
高野山へは何度か参りました。
6月14日は前夜祭で賑わい、15日は生誕祭り…
また行きたくなりました。
有り難いお話でございます。

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