湯西川温泉 旅日記

６日は　地中の虫が　動き出すという　啓蟄だ　

啓蟄に合わせたように　私の　お出かけ虫も　動き出した

平家ゆかりの里　湯西川温泉に行った　ちょっと贅沢に　宿泊は「本家伴久」

「いらせられませ」と　迎え太鼓で　お出迎え　

何でもやりたがりの私は　太鼓を叩かせてもらった

男ですが　５０畳の大広間の座敷雛まつりで寛いだ　

女性用の衣装だったが　「隆さま」は　麻呂に変身でござる

川べりの露天風呂は　あぁ～　極楽極楽である・・・・

対岸に氷瀑が造られていた　氷の舞台で舞を披露することもあるそうだ

ライトアップされ　幻想的な氷瀑だ　篝火も焚かれている

本館から　「かずら橋を」渡って　夕食処へ行く　

「竹酒」を飲みながら　囲炉裏焼きと　会席料理だ　

平家の落人が食したとされる「一升べら」は　山椒の香りが高い　豚と味噌などの練り込み

山女の串焼き　岩魚の姿造り　とちぎ和牛の　すき焼きと石焼　鹿肉のたたき　などなど　・・・・

鹿の肉は　初めて食べた　淡白な肉だ　

何杯も「竹酒」を飲んでるのに　大盃で二合の「にごり酒」を飲み干す　・・・・

久しぶりに　酔っぱらっちゃった！！　

土壁や古木を配した部屋で　いい夢を見た！！

翌朝　チェックアウト後　

平家直孫第二十五代当主で社長の　伴輝彦さんから

「隆さまですね！」と　声をかけていただいたのには　嬉しいやら驚くやら　困惑した

なぜ　私を知っていたのだろうか？　

こっそりと　宿泊したのに　私の身分が明らかになっていた！！

「平家の里」を訪ねたら　終了した「かまくら祭り」の後片付の為　入場できなかった

帰り路　立ち寄った観光センターに　大型の「かまくら」が残っていた

雪は残っていたが　春の足音が聴こえた