45年ぶりの都の西北
ホームカミングデー招待の案内があったので でかけた
テーマは WASEDA for ALL、 ALL for WASEDA ~今、青春の回想と新たな出発~
卒業後45年と50年の学友は 大隈記念講堂で開催される式典に 抽選で参加できるというので
申し込んだら当選し 二階席指定の案内が届いた
このチャンスを逃したら 二度と都の西北を訪ねることはないだろうと
悔いばかりが残る青春時代を 葬るつもりで参加した
終活の一部かも知れない
私の青春の姿を探してみたが どこにも 現れることはなかった
早稲田の森には 近代的なビルが林立していた
式典会場の大隈記念講堂の天井には 楕円形の採光窓がある 太陽と月と星を表現している
式典が始まった・・・・
応援団のリードで 参加者全員 右手の拳を振りながら 校歌を歌った
「都の西北 早稲田の森に 聳ゆる甍は われらが母校・・・・」
私は 拳も作らず 小声で歌った
何故か 涙が溢れた
リードした応援団の代表は 「早稲田の校歌は 第二の国歌」 と言って 笑いを誘った
大隈会館に入ったら 大きい熊 WASEDA BEAR がいた 校友の弘兼憲史さんデザインのようだが
大隈重信の大隈 つまり大熊ってか?
最上階の展望サロンから キャンパスのメインの通りが見える・・・・
私が学生だった頃のキャンパスは 学生運動が盛んで
ヘルメットをかぶった活動学生が マイクで声を枯らして演説をしていた
校舎はバリケードで封鎖され 授業はできず レポート提出ばかりだった
ノンポリの私は 冷ややかに横目にするだけで キャンパスと疎遠になった日々が続いた・・・・
もちろん あの喧騒は全くない 平和なキャンパスだ
5年後 卒業50年のホームカミングデーに 最後の招待をしてくれるそうだが・・・・
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